筋肉トレーニング、どこから始めるのか

筋肉トレーニングの目的は人それぞれ違います。同じように、「鍛えたい部分」も人それぞれ違うと思います。ですが、1つだけ大事なことを憶えておいて下さい。それは、必ず体の土台になる大きな筋肉からトレーニングするということです。具体的にどの場所かというと、胸・背中・脚・お腹の4つの筋肉です。ちなみに、これらの4つの筋肉は体幹筋(たいかんきん)と呼ばれています。例えていうならば、木でいうところの幹(みき)になる部分です。人間の体も木と同じです。幹が十分に育ってからでないと枝や葉は成長しないのです。逆に体幹筋をトレーニングしておくと、枝葉の部分(腕やすね等)も一緒に強くなります。空手の黒帯の人の強さの本当の秘密は、この体幹筋がしっかりしているところにあります。

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筋肉トレーニングのために筋肉を意識する

効果的な筋肉トレーニングのためには、使っている筋肉の動きを常に意識することが大切です。意識して、トレーニングしている筋肉を大きく動かしてください。筋肉を意識する一番簡単な方法とは、その鍛える筋肉の部分を触ることです。例えば、アームカールというダンベルトレーニングをしている場合です。アームカールとはダンベルなどのおもりを持ってひじを脇につけて腕を前から引き上げる運動です。このときに、力こぶが出る部分を反対の手で触ってみて筋肉が動いていることを感じるようにしてみてください。触らないときよりも力が入れやすくないですか?これを繰り返すと、触っていなくても筋肉の動きを意識することが出来るようになってトレーニングの効果があがります。これは、腹筋などにも使えます。腹筋をしながら、お腹の筋肉の動きを触ってみてください。

筋肉痛になった時は?

トレーニングをして筋肉痛になった時はどうしたらいいでしょうか?筋肉痛が抜けていない時は、例えトレーニングの予定を立てていたとしても痛みがある部分の筋力トレーニングは行わないようにしたほうがよいでしょう。基本的に、筋肉痛が抜けきっていないということは、まだ筋肉が超回復を起こす段階まで回復していないので、そんな時に更にダメージを与えても強くなれるわけがありません。例えば脚の筋肉が筋肉痛の時に胸のトレーニングを行ったりするというような方法で行えば問題ありませんが、最低でも数日に1日は完全休養を取るようにしましょう。なぜかと言うと、筋力トレーニングでは内臓も疲労するからです。筋肉を動かして更にダメージを修復するために内臓は裏方として一生懸命働いているのです。何事も、無理は禁物です。

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